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ASRock DeskMini X300 + AMD Ryzen 7 PRO 4750G|動画編集用のDeskMiniを強化しました。

DIY-PC
AMD / ASRock / DeskMini X300 / Renoir / Ryzen /
    こちらの動画のブログ記事となります。補足とか

    ASRockのDeskMini X300 
    かっちった。

    製品情報リンク→
    購入リンク→

    概要

    CPU

    8コア16スレッド 65W APU / AMD Ryzen7 PRO 4750G

    購入リンク→

    Cooler

    9cmロープロファイルクーラー / Noctua NH-L9a-AM4

    購入リンク→

    RAM

    64GB(32GBx2) DDR4-2666 / Samsung S.O.DIMM

    購入リンク→

    Wireless

    Wi-Fi6 + BT5.1 / intel AX200

    購入リンク→

    Strage

    118GB+480GB+480GB / intel Optane 800p + intel D3-S4610

    購入リンク(Optane 800p)→

    購入リンク(D3-S4610)→

    OS

    Windows 10 HOME DSP版

    購入リンク→

    遂に発売されましたね、ASRock DeskMini X300
    私は動画編集用に買いました。もちろんAPUはAMD Ryzen7 PRO 4750G

    やっぱりDeskMiniのサイズ感だと、周辺機器の中でも余裕を持って設置できるので便利。

    ASRock DeskMini X300

    ちっこいので撮影が楽だったりします

    ASRock DeskMini X300とASRock DeskMini A300の正面比較

    先代のDeskMini A300とのツーショット写真。フロントデザイン結構変わりました。

    ASRock DeskMini X300の内部

    中身はほとんど変わってないです。

    X300M-STX

    ASRock DeskMini X300の内部のマザーボードは「X300M-STX」

    X300M-STX

    X300チップセットを搭載したSTXフォームファクタのマザーボード
    (厳密にはX300というのは名称のみで事実上チップセットレス)

    X300M-STXとA300M-STX

    基本設計は前身のDeskMini A300に搭載されたマザーボード「A300M-STX」と同じですが、以下の2点が異なります。

    • CPU/GPUのオーバークロックが解禁された。
    • 最新APU「Ryzen4000APUシリーズ(Renoir)」に正式対応した。
       →一部実装部品が変更

    最新APUに対する再調整的な変更が多い印象ですね。

    X300M-STXのMOSFET

    MOSFETは「CSD87350Q5D」40AのNexFETの5フェーズ構成。これはA300M-STXと同じ。

    X300M-STXのPWMコントローラー

    PWMコントローラーは「RICHTEK RT3667BQ」

    前身のASRock Deskmini A300の「RT3667BB」から若干新しいものに変更されてます。基本的な仕様は同じ。

    X300M-STXのストレージ

    ストレージ構成は以前のDeskMini A300と全く同じです。

    PCIe接続に対応したM.2スロットが2つ。
    独自コネクタを用いて利用可能なSATAポートが2つ。

    M.2スロットがSATA非対応なのが結構罠です。NVMeタイプを買いましょう。

    性能評価

    以前のDeskMini A300 + Ryzen5 3400Gと性能を比較。4コアから8コアになったので結果がたのしみ。

    ただ注意点として「私の環境で」「私が使うソフトで」ここまで性能が上がった!というだけであって製品自体の性能を計測するものではありません。ご注意ください!

    YukkuriMovieMakerのベンチマーク

    まずメインで使ってる動画編集ソフト「YukkuriMovieMaker 4」

    動画再生時間以内にエンコードを完了させてるのはさすが8コアといったところ

    Adobe Media Encoderのベンチマーク

    FHD画質でエンコードした動画を「Adobe Media Encoder」で4Kへアップスケーリングします。(Youtubeはビットレートの関係で4K画質のがFHD画質よりキレイに写ります。)

    こちらも約2倍ですが、YMM4ほどではないですね。

    Adobe Media Encoderのベンチマーク2

    そして「Adobe AfterEffect」で作った動画素材をMediaEncoderでエンコードする場合も測定しました。こちらは1つの動画が30秒と短いので余り参考にはなりませんが・・・早くなってるのは間違いないです。

    動画素材は何回もエンコードするので地味に効果を実感するんですよね。

    7zipのベンチマーク

    動画エンコード以外にもダウンロードした素材を解凍する場面も多いのでいいつも使ってる「7zip」のベンチマーク機能を使ってみました。

    こちらでも2~2.5倍の伸びです。

    動作クロックと温度・消費電力

    先程のMediaEncoderでの4Kアップスケーリング時のクロックや温度・消費電力も計測してみました。

    AMD Ryzen7 PRO 4750Gのクロック周波数。

    クロックは4.2GHz~4.3GHz程度。

    全スレッドに負荷がかかってるので最大クロックまでは上がりません。

    AMD Ryzen7 PRO 4750Gのパッケージ温度

    そしてこれ、びっくりしたのが温度です。
    大体80℃。8コアのAPUをかなり小型なPCで動かしてると考えるとかなり低い温度です。

    動画版作成時点でこのグラフは完成してたのもの、あまりにも低かったので動画ではデータを出しませんでした。後日再検証で同じデータがでたので出してます。

    AMD Ryzen7 PRO 4750Gのパッケージ消費電力

    当然低発熱なら消費電力は低く66W。

    8コア16スレッド、全コア4.2GHzで動作するAPUがこの消費電力で動くのはRyzenマジックとしか言いようがないです。

    今回のRyzenAPUは今までのAPUとは違い「デスクトップ向けRyzenの内蔵GPU搭載版」というより「ノート向けRyzenの拡張版」に近いので消費電力も抑えられてるのかも?

    騒音値も計測してみました。周辺は39dbA程度でした。

    ASRock DeskMini X300の騒音値

    最大で44dbA程度、聞こえるレベルの騒音ですがヘッドホンをつければ聞こえないくらいには静音です。搭載してるクーラー(NH-L9a-AM4)がとても優秀。

    なかなかハイレベルにまとまったDeskMiniを組めて満足です。

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